top of page




韓国でトシと呼ばれる腕カバー? アームウォーマーを

見本にひとつ作ってみました。


絹のトシはとても肌触りがよく、つけていると安心しますし

首・手首・足首の首三姉妹はやはりあたためるに越したことはありません。


最近ヌビトシ人気で作られている方急増中(ちょっとオーバー)

家でつけたいという方もおられました。

私のおすすめは、絹と綿のコラボで

同系色で作ると洗濯しやすいかと思います。



上の写真のハーフコートはヌビではなく普通に買ったものですが

ヘビーローテーションで冬になるとずっと来ていて

七分袖というより五分袖に近く、少し隙間がすーすーします。

自分用にはトシをもう少し長く作ったほうがよさそうです。





この韓国のカーブものさしをつかって好きなカーブで型紙を書きます。

長さや太さは、自分のサイズに合わせるといいと思います。

ぴったりしているほうが、風が入らないのでよいでしょうか。





曲線側(筒状に縫い合わせた方)を腕の内側にくるようにつけます。

写真より少し濃いめの色で桑染めの明紬。





もちろんヌビのコートにもヌビの重ね技で似合いますね。

グレイの裏側は、ススキ染めです。






トシって漢字でどう書くのかしらと思いましたら


투수トゥス”套袖”もしくは、토수トス”吐手”という中国の言葉

発音が間違って伝えられてトシとなった。


春夏秋冬男女問わず使用されていて

冬には솜토시ソムトシ(ワタ入り) 動物の毛が装飾されたものもあり

春と秋には겹토시キョプトシ(二重トシ・ワタのはいらないもの) 

夏には麻、ハンナなどで作った홑토시ホットシ(一重トシ)

チョゴリの袖に汗が染みないように使用した。


*出典:韓国民族文化大百科事典・ヌビマンドゥルギより



なるほど

昔は韓服の長い袖が肌にはりついて夏のほうが大変だったかもしれません。

クーラーもなくて、どんなに暑かったことでしょう。










坐忘(좌망)

이런 저런 일로

마음이

번잡하고 괴로울 때

조용히 앉아

나를 잊는다.



あれこれと

心が

落ち着かず 苦しい時は

静かに座って

私を 忘れる


--------------------------------------------------




私を忘れるとは


悲しい気持ちや

罪悪感とか

心の中におこっているものを 

忘れるということだと思うのですが



具体的にどうすれば

しゃばしゃばする心を 沈めることができるのでしょうか?


これを刻んだ時中先生に たずねてみました。



ひとつの方法は

座って何も考えない状態を作ること 座禅や瞑想 (わたしには難しい)


もしくは

1

自分の心に湧き上がるものをよく見てみる


2 

どうしてそう思うのか自分に問う


3 

そういう考えを捨ててしまおうと強く決心する


それを何度も繰り返すとだんだんよくなってくる




座禅や瞑想でなくても 方法はなんでもいい







昔むかーし

韓国のお寺のお手伝いされていたある女性が

とても怒りっぽく短気で気性が荒いので

それを見ていた お坊さまが

「あなたはヌビをしなさい

 ヌビをしていると心が静まるから」と

命じられたそうです。



なるほど

夜中にヌビをしていて

入り込むと しーんとした静寂の中に

ぱちぱちと音が響き 何もない状態がやってきます。


どんな方法でも考えがなくなる静かな時を持てばいいのでしょうか。


でもー

それなりにヌビするする時間を過ごしても

それが終わればまた

申し訳なさや 後悔などに襲われて、心がしゃばしゃばしますよ 先生



重要なことは

瞑想でも 座禅でも 編み物でも ヌビでも 自転車こぎでも

方法はなんでもいいので

その心の静かな状態を 覚えておいて


普通の生活の中

お皿を洗っていても

犬の散歩をしていても

お花に水をあげている時も

静かな心を保てるように

まいにち努力すれば 少しずつ知らない間によくなっていくのだ!


そうかぁ 少しずつかぁ



すみません

長くなりました。

言いたいことは、、、

心静かにする方法として、みなさまヌビはいかがですか?







石原田園ギャラリーの育子先生の作品


棉を手で紡いで糸にし、樹木で染め手織りをした布を使われているそうで

素朴な優しい雰囲気のポジャギです。





色合わせも配分もおしゃれで魅力的








行ったことはまだないのですが、大阪府の池田市に「Shoku」というお店があります。


ラオスで、作られた手織りの布を販売されており、その生地を使った日傘やかばんなど

を日本で作られているそうです。

オンラインショップ https://shoku.theshop.jp


織りはやさしく、やわらかい生地です。

ヌビもできるのか、今度チャレンジしてみます。




「棉」

は植物としての状態を指し、収穫された種付きの状態まではこちらの字を使い

「綿」

種を取り除き繊維としてワタが「糸」へんの「綿」になるそうです。



bottom of page