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色の変化

更新日:2021年4月15日





自然染めは、きれいですが  うつろいゆくもので


今きれいに染まっていても、太陽にあたったり

折りたたんで置いておくと その部分の色がどこかに行ってしまう


上の写真は50cmぐらいしかない明紬ですが、それでもクルクルしています


藍染めやロッグウッドは薄紙などに包んでおくほうが いいかもしれません



日本の反物の巻芯があればいいのですが、ない場合は

キッチンペーパーなどの芯や

紙を丸めたものを使ってクルクルと




左が巻き芯 右がキッチンペーパーの芯






なんでもいいので紙をクルクルしたもの




藍染めは、特に何もしていなくても色落ちし

どんなに洗ってからヌビをしたとしても

手についたり、かばんについたり、中に着るものも注意が必要です

粒子が大きく、粉がパラパラと落ちる時もあります

ロッグウッドも ところどころ色が変色する時があります


藍染めに刈安や玉葱をかけた緑は、特に注意が必要です


ヌビをしている時にモノサシなどを上に置いておくと

モノサシの後がついたりする時もあるようです


そうそう アイロンの温度も重要です

先日藍染めで 高温になっていたのに気づかずじゅとしたら

ぎゃーと色が変わってしまいました

低温がいいですね


なんだか 面倒くさいわぁみたいな話になってしまいましたが




このトゥルマギは、韓国ヌビ陳の先生の作品です

変色の模様まで かっこいいです


緑の色落ちについてお聞きすると


落ちていいんです

だそうです



落ちていいんだ


うつろいゆくものの はかなさも すてきなのかもしれません







写真の掲載につきまして

中谷先生には、出してから後でお話することはありますが

他の先生方には いつも 「出してもいいですか? 」とお聞きしています

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