
ひとりで行け
ぱくきょんみ先生の第5ばんめの詩集
ホンジャ カラ
ホンジャ カラゲ
ひとりで行け
ひとりで行くんだ
白砂場はどこまでもつづく
(「ひとりで行け」より抜粋)
表紙は
濃い緑の海に 白いなみなみ
まあるい月が浮かんでいる
最初にこの表紙を見た時
ひとりで行け と書かれているのに
なぜか逆に
あーひとりで行けばいいんだと
みょうに 安心した気持ちになりました
ひとりで行くのだと覚悟を決めた瞬間
どれほど多くの人がそばにいてくれるのかが
感じられ
なんだか
本を家で読むのがもったいなくて
小さな山の道をのぼり
たおれた木にこしかけて
一人で何度も読み返す
本の中は宇宙のようだとおもいます
想像をしたことのない壮絶な寂しさやおそろしさと
見たこともない崇高な明るさを
感じました
12篇と跋文が収録されています
ひとりで行け
海と ここと
ひかり
アンニョン
ハングゲ
ハングゲ 二〇一五
ハングゲ 二〇一七年
庭へ庭から
紅梅
木になるでしょう
黒い羽が落ちている
一反のオモニ
済州島へ-跋にかえて
著者 ぱくきょんみ
発行所 栗売社
発行日 2021年3月20日
四六判 83ページ
*山に登って本を読んだのは3月末のことです
先週腰を痛めて寝たきりでしたが、ほぼ回復しました。
ご心配をおかけしました。
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